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朝日税理士法人のブログを掲載します。

◆ ストレス発散 ◆

2023年10月16日 BLOG

最近はカスハラ(カスタマーハラスメント)の頻度が高くなっています。世の中にストレスが蔓延しているせいなのか、あるいは情報が流通しすぎていて些細なニュースなど以前は耳にしなかったことまで聞こえてしまうからなのかは分かりません。しかしカスハラのニュースを聞くとどうしてそんなことが起きるんだろうと頭をかしげてしまいます。そんな中で旅館業法5条が改正されることになりました。皆さんご存じでしたか?旅館業法5条でホテルや旅館は「原則として宿泊拒否できない」と定めているため、今まではどんなカスハラするお客さんでも宿泊拒否できませんでした。厚生労働省は条文の背景を「戦後の混乱期に、宿泊を拒否されて行き倒れや野宿を防止する観点からできた」と説明していました。しかし、現代ではサービス業でお客様は神様と奉ったらカスハラが横行してしまったというわけです。このため、今回の改正によりカスハラがあまりにひどい場合には宿泊拒否できる様になりました。

 

カスハラの発生=ストレスのため過ぎというわけではないと思いますが、ストレスを感じることが少なくない世の中です。皆さんはストレスを抱えてしまったときはどうやって解消していますか?散在(買い物)する、子供の寝顔を見る、趣味に没頭する、旅行に出かける、酒を飲む、おしゃべりをするなど、人によってストレス発散の仕方は違うと思いますが、私のストレス発散法はちょっと変わっています。

 

先日かなり神経を使う仕事を1日中して頭がクラクラしていました。しかし体はさほど疲れていなかったので夜ジムに行って一汗かくことにしました。最初はあまりやる気がしませんでしたが、重いウェイトを一心不乱に持ち上げているうちに結構夢中になっている自分がいました。昼間お客さんの前では、これだけの資料を作ってプレゼンしてうまく行かなかったらどうしようとか、クライアントの問題を解消できているのかとか、説明しながらもあちこちに気を巡らせていました。まあ、トータルで5時間ぐらいの神経戦のような会議だったので会議が終わる頃には神経がかなりすり減っていました。そしてその後ジムで今度は何も考えずに、ただひたすら1時間汗をかきながら体中の筋肉をいじめていました。最後に30分くらいクールダウンしながら有酸素運動している頃には気持ちがすっきりしていることに気づきました。無我の境地というわけではありませんが、ウェイトを潰れるまで持ち上げようとすると、目の前の重いウェイトを上げることだけに集中し、他のことは何も考えていません。そうすると会議中のストレスがいつの間にかに消えていました。仕事は試行錯誤しながら旨く成功裏に導こうという欲が働きますが、相手がいない筋トレはストイックになって自分に挑戦するだけです。もちろん懸垂が何回できるかとか、ウェイトを何キロまで挙げられるかとか、そこに目標を設ければ、達成欲が生まれるかもしれません。しかし今回の様に頭が疲れているときに、ただひたすら何も考えずに筋トレします。そうすると、頭の疲れに体の疲れが追いついて、なぜか心がリラックスできるのです。きっと身心の疲れのバランスが取れるのでしょう。このバランスが大事な気がします。その証拠に身心が同じくらい疲れているとぐっすりと眠れますが、心だけが疲弊すると横になっても色々考えてしまい中々寝付けません。そしてようやく寝付けても眠りが浅く翌日になっても疲れが取れていません。

 

それ以来、私は仕事で疲労困憊になったときはジムに行って自分に挑戦することにしました。私にとって「潰れるまでの筋トレ」はストレスを解消できる上に肉体的な健康も手にでき、一石二鳥のストレス解消法になりました。皆さんにとって一番のストレス解消はなんですか?

代表社員税理士 石井 孝雄

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