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朝日税理士法人のブログを掲載します。

◆ 領収書や明細などの保存、ちゃんと行っていますか? インボイス対応は? ◆

2023年9月19日 BLOG

 私生活の中でお金を持ち歩かなくても買い物ができる時代になりましたね。私個人も充実したポイ活を行っています。最近利用している決済手段はクレジットカード、クイックペイ、au pay、楽天pay、pay payです・・・
 その一方で税理士業界の事務処理は煩雑さが増しているケースもあります。例えばクレジットカードの明細を拝見しても店舗名のみしか記載がないため、何のために支出したものか判断できません。そのため、該当するレシートや領収書を付け合せるといった業務も必要となります。また、決済手段が現在はクレジットカードのみならずsuicaやPASMO、さらには○○ペイといったものも複数あります。決済おまとめサービスをご利用をしていない場合、これまた処理が煩雑で面倒です。
 今回は世の中が便利になった一方で、税務調査時に問題になるクレジットカード、suicaやPASMOで支払った際の領収書や明細の保存について述べようと思います。


■クレジットカード払いした際の領収書
 私は顧問税理士の変更をご検討されている事業者様にお会いすることがしばしばあるのですが、クレジットカード払いした際の領収書の保存状況を伺うとクレジットカードは明細書があるから捨ててしまっているなんてことを耳にします。実は今までも保存の必要があるのですが、インボイス制度が開始しますので今後も当然に保存を忘れずにお願いします。

■suicaやPASMOにチャージ
 一昔前までは基本的には電車やバス代でしか利用できなかったのでチャージ時に旅費交通費として処理しても問題になるケースは少なかったと思います。しかし現在は交通費以外でも様々なものに利用できるため、チャージ時に費用処理することは望ましくありません。そのため、買い物等に利用した際はクレジットカード時と同様、必ず領収書の保存を忘れないようにしましょう。また、交通費利用でもWEBなどで明細書の取得をすることもできますので、証拠書類として保存をしましょう。

■インボイスが「本物かどうか」「記載要件を満たしているかどうか」の確認
 偽インボイスもしくは記載要件を満たしていないインボイスを受けった場合は、免税事業者からの仕入れと同様の扱いとなるため、支払った消費税はないもの(※経過措置あり)とされることとなります。また、偽インボイスかどうかの確認は国税庁のHPで適格請求書発行事業者が公表されていますのでこちらで確認することができます。しかし経理担当者が自分で全て調べるのは困難を極めますので、会計システムに依存できるよう、今ご利用の会計システムがこれらに対応可能か確認が必要です。
 ご利用される会計システムによっても利便性が異なりますので、お困りの際はまず弊社へご相談ください。

関内本店 水谷 優

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