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朝日だより

クレジットカード納付(朝日税理士法人だよりVol.197)

2021年08月01日 朝日税理士法人

 キャッシュレス化が進む時代背景と、コロナ禍で対面を避けることができコロナウイルス対策にもつながること、加えて、納税者の利便性を高める観点から、キャッシュレス納付が注目され始めています。

 

 キャッシュレス納付には、振替納税、電子納税、ダイレクト納付、クレジットカード納付がありますが、今回はクレジットカード納付についてご説明いたします。

 

 クレジットカード納付とはインターネット上でのクレジットカード支払の機能を利用して、国税庁長官が指定した納付受託者へ、国税の納付の立替払いを委託することにより国税を納付する手続きです。

 

【利用可能税目】

 全ての税目(ただし、印紙を貼りつけて納付する場合等ご利用できない税目があります)

 

【利用可能金額】

 一度の手続につき、1,000万円未満、かつ、ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(ただし、決済手数料を含む)

 

【利用可能時間】

 夜間休日を問わず24時間いつでも可能(ただし、メンテナンス作業等でご利用できない時間が生じる場合があります)

 なお、e-Taxからアクセスする方法によりクレジットカード納付を利用する場合は、e-Taxの利用時間内に限り、ご利用が可能です。

 

【利用可能なクレジットカード】

・Visa

・Mastercard

・JCB

・American Express

・Diners Club

・TS CUBIC CARD

 

詳細はクレジットカード会社のサイト等でご確認ください。

 

【手数料】

 納付税額に応じて1万円あたり0.836%の決済手数料を支払うこととなります。

※決済手数料は国の収入になるものではありません。

 

【事前準備・納付手続】

 届出等は必要ありません。

 納付手続については専用サイトである「国税クレジットカードお支払いサイト」へアクセスし、お手元にクレジットカードをご用意の上で利用者情報、納付税目、納付金額、クレジットカード情報等を入力します。

 

【注意点】

①決済手数料について

 納付金額に加算してお支払いしていただく必要があります。なお、「国税クレジットカードお支払いサイト」にてシミュレーション計算ができます。

②領収書について

 領収書は発行されませんので、領収書が必要な方は最寄りの金融機関又は所轄の税務署の窓口でご納付ください。

③ポイント還元について

 ポイントについてはカード会社の会員規約に基づきますので、カード会社へお問い合わせください。

④納付手続の取消しについて

 「国税クレジットカードお支払いサイト」での納付手続が完了すると、その手続の取消はできません。

 納付完了後、その納付手続により納付済みとなった国税については納税猶予等を受けることはできません。

 

 キャッシュレス納付は便利な納税方法でありますが、利用するクレジットカードのカード会社や納付額によっては決済手数料がポイント還元率を上回ってしまう場合もあり得ますので、よくご検討の上ご利用いただきたいと思います。

詳しい納付手続等につきましては国税庁ホームページをご覧ください。

(文責:関内本店 三浦恵理)

 

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