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朝日だより

経営戦略の基本

2018年09月03日 朝日税理士法人だより

 今月は多くの経営者の皆様が、普段の会社経営を行っていく上で常に考え実践していると思われる「経営戦略」の基本について改めて考えてみたいと思います。


☆経営戦略の基本

 経営戦略を理解するためには、まず基本を身につけることが大切です。経営戦略の基本とは、「戦略のフレームワーク」「基本用語」「戦略の機能」「戦略の定石」です。


☆経営戦略のフレームワーク

 経営戦略を分析したり、立案したりする場合、フレームワーク(骨組み)で考えるとわかりやすく、分析や戦略立案にモレやダブリがなくなり、論理的な思考が可能になります。
 経営戦略のフレームワークは、「顧客(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」の3つの構成要素で成り立っています。この「3C」を、1つひとつ検討することで、効果的に経営戦略を分析・立案できます。
 なお、3Cの検討に入る前に、「経営環境」についても把握しておく必要があります。経営環境の変化が企業や市場に与える影響は極めて大きいです。


☆経営戦略の基本用語

 ここでは、基本用語の一部を紹介させて頂きます。

①「ミッション」…企業が果たすべき使命であり、存在意義

②「ビジョン」…実現を目指す、将来のありたい姿

③「ドメイン」…事業領域

④「コンセプト」…ビジョンや経営目標を達成するための基本となる考え方

⑤「バリューチェーン(サプライチェーン)」…企業の競争優位の源泉を明らかにするために企業の内部環境を分析するモデル

⑥「KFS(主要成功要因)」…競争環境において他社との優位性を築くために最も重要な要素

⑦「セグメンテーション」…市場あるいは顧客について、類似したニーズや性質を読み解き、それを元に細分化と分類を行い、小さな顧客グループ(セグメント)を作ること

⑧「ポジショニング」…顧客に対して自社の製品・サービスの他社との“差別化”を行うこと

 経営戦略の大半は欧米で研究されていて、基本用語には英語が多いです。例えば日本語で経営理念という言葉は、「ミッション」と「ビジョン」のことです。「ドメイン」は、事業領域のことを指します。「コンセプト」は、戦略を簡単な言葉で表現したものです。また、マーケティングの世界では、「セグメンテーション」と「ポジショニング」が基本用語です。


☆経営戦略の機能

 経営戦略は、他社と差異化し、顧客にとって魅力ある企業になることで、継続的な売上と利益を確保するために、必要不可欠なものです。
 経営戦略の機能は、「ドメインの明確化」「競争優位の確立」「経営革新の推進」です。
 横並び志向では、他社に差をつけることは出来ません。ブランド力のある魅力的な企業を目指さなければ顧客に見放されてしまいます。


☆戦略の定石


 戦略の定石は、次の通りです。

(1)戦略は資源集中と重点化

(2)戦略は差別化と差異化

(3)組織フォーメーション

(4)経営戦略の分析(SWOT分析)

(5)機会を活かし脅威を克服する

(6)強みを活かし弱みを克服する

(7)一点突破で経営資源を集中する

 戦略の定石を集約すると、「集中」「一点突破」「差異化」です。漠然と強い会社を目指すのではなく、顧客にとって魅力を与えると思われる部分に経営資源を集中させ、他社との違いが際立った魅力ある企業を目指すことです。また、戦略は他社との競争でもあり、他社と自社の強みと弱みを分析し、効果的な戦略を立てなければいけません。例えば、他社の弱みを見つけてそこを一点集中して攻撃すれば、最小限の労力で大きな成果をあげることができます。

最後に、ここではスペースの関係上、経営戦略のさわりしか紹介出来ませんでしたが、改めて自社の戦略について考えてみてはいかがでしょうか。

 
                                                                                                                                           (文責:関内本店 上久保  正通)

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